第2回は、基本編の2。
「スマートフォンをもっと理解しましょう!」
前回は、「ガラケーとスマホ」について。
「アプリ」について説明させていただきました。
今回は「スマホ」の歴史をご紹介させていただきます。
(必要ないかもしれませんが、歴史を知っているか
知らないかでは理解度に差が出る。
という私の持論です・・(汗))
【1990年代:初期のスマートフォン】
さかのぼること今から約30年以上前の1992年
アメリカのIBM(アイビーエム)が
「Simon Personal Communicator」を発表。
これが最初のスマートフォンとされ、
タッチスクリーン、メモ帳、カレンダー、
メール機能などを備えていました。
販売は1994年で、現在のスマホの原型
となりました。
Simon Personal Communicator
【2000年代初頭:携帯電話からスマホへの転換期】
その後2000年代に入り、スマホの市場は徐々に
拡大し、各メーカーから発売されます。
ただし主にビジネス向けのスマートフォンで
一般的ではありませんでした。
【2007年:iPhoneの登場】
そして、2007年Apple(アップル)が
「iPhone(アイフォン)」を発表。
タッチスクリーンのみで操作する直感的な
インターフェイスが革新的で、スマホの
在り方を大きく変えました。
また、「アプリストア」によりアプリの
ダウンロードが簡単に行える仕組みが
普及しました。
【2008年:Android(アンドロイド)の登場】
HTC Dream
2008年には、Google(グーグル)が提供する
Android OSを搭載した最初のスマホ
「HTC Dream」が発表。
Androidはオープンソース(※)であり、
多くのメーカーが利用できるため、
スマホの普及を更に加速しました。
(※ ソフトウェアを構成するソースコード
を無償または最低限のコストで一般公開し、
誰でも自由に使用、改良、配布を許可する
開発モデルのこと)
【2010年代:スマホの普及と高度化】
この時期、iPhoneとAndroidがスマホ市場を
リードしてきました。
各メーカーがより高性能なカメラ、ディスプレイ、
プロセッサを搭載し、スマホは人々の生活に
不可欠なデバイス(パソコンやスマホなどや
それと接続する装置の総称)
となりました。
2013年頃には、指紋認証や顔認証などの
生態認識技術も搭載され、安全性が向上。
2016年以降、AIチップ(※)が導入され、
音声アシストやAIによる画像処理が可能に
なりました。
(※ 人工知能(AI)の演算処理を高速化
するために設計された半導体チップ)
【2020年代:5G時代のスマホ】
2020年以降、5Gネットワーク(※)が普及し始め、
より高速で安定した通信が可能に。
これにより、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)
などの新しい体験がスマホ上で実現しつつあります。
折りたたみ式スマホや、さらに洗練されたAI技術を
搭載するなど、現在も進化が続いています。
スマホは今後も新しい技術の発展とともに、
より多機能で生活に深く結びついたデバイスへと
進化していくでしょう。
(※5Gネットワーク:高速・大容量の通信を
実現する第5世代移動通信システムのこと)
以上、駆け足でスマホの歴史を説明させていた
だきましたが、いかがでしょう。
もう30年、まだ30年という感じではないでしょうか。
自分のスマホがiPhone(アイフォン)なのか
android(アンドロイド)なのか、やっと判った。
と思われた方、種類が違うのか同じだと思ってた。
って方も多いのではないでしょうか?
「そういえば、孫が使っているスマホと使い方が少し
違うかも」と思われませんでしたか?
簡単にいうと本体に「リンゴマーク」がついていれば
iPhone、なければandroidと思ってください。
(ケースに入ってると分かりません)
スマホとしての機能等、両方ともほとんど変わらない
のですが、アプリの入手の仕方や方法が違います。
このように現在では、2種類のスマートフォンが
存在しているので使う側でもちょっと不便に感じます。
説明する上でも片方ではいけないと思い今回その前段
として歴史を説明させていただいたわけです。
「早く、使い方の本題へ入れ!」と聞こえてきそうですが、
そういう状況がありますので、もう少しお待ちくださいね。
次回は、iPhoneとandroidの違いとそれぞれの特徴などを
説明させていただく予定です。
ちなみに、「簡単スマートフォン」や「シルバーフォン」
といわれているスマホはandroid(アンドロイド)になります。
次回につづく・・・